A LONG VACATION

ラジオのFM放送が、ティーンエイジャー達の一番の音楽情報をえるメディアだった1980年代初期、夕方オンエアされるフォーク、ニューミュージックのリクエスト番組から『雨のウェンズディ』が流れてきました。それは、当時流行っていた歌謡曲やフォークとは、全く異質な今まで聞いたことがない、とても洗練されたアレンジと、覚えやすいメロディー、そして夏の夕方の海辺でフォルクス... Next

ノーノ/力と光の波のように

ルイージ・ノーノという、イタリアの現代音楽の作曲家の、代表的な作品です。 この曲は、1971~72年に作曲されて、コンサートでもたくさん演奏され、色々な指揮者やオーケストラによって、いくつもCD化されています。 そういうわけで、現代音楽の代表的な曲のひとつだとも思います。 ノーノは、第2次世界大戦後におきた前衛音楽のブームの中で、ブーレーズとシュトックハウゼ... Next

高柳昌行/live independence

ジャズ・ギタリストとして有名な高柳昌行が、フリージャズを演奏していた頃のライブ・アルバムです。 1970年のライブです。そのころ日本の大学生はみなジャズを聴いていたというぐらいに、ジャズの人気があった時代です。 また、時代的にも、客受けのいいジャズだけではなく、先鋭的なジャズもたくさん演奏されていたときいたことがあります。 このライブの録音をきいた時に、ああ... Next

グレース/ジェフ・バックリィ

ジェフ・バックリィは、これまで聞いてきた音楽で、最も美しく深く澄んだ歌声を持つシンガーだと思います。90年代半ばに突如現れ、各方面でその「奇跡の歌声」が話題となり、ロックング・オンやクロスビートなど、ロック系音楽雑誌を賑わせていました。 1960年代に活躍したシンガーソングライター、ティム・バックリィの息子としても知られ、その才能は、ジミー・ペイジなど大御所... Next

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド white light/white heat」

ポップ・アートの旗手である現代美術のアンディ・ウォーホールが見出してプロデビューしたバンドがヴェルヴェット・アンダーグラウンドです。 これは彼らが1968年に発表した、2枚目のアルバムです。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドというグループの音楽には、色々な要素が入っているように感じます。 まず、メンバーのうちルー・リードという後にロックの世界で名声を獲得する... Next

ミステリー系の映画を思わせる楽曲「名前のない怪物」

「名前のない怪物」は、EGOISTの楽曲です。 ネットサーフィンをしている時、偶然に知りました。 イントロから、不穏な音が響いて、一気に引き込まれます。 なんとなく、サスペンス映画を思わせるような、曲調と歌詞……。 イントロ部分を聴いて、海外の刑事ドラマとか、映画を連想するのは私だけでしょうか。 「黒い鉄格子の中で 私は生まれて来たんだ」 「悪意の代償 望む... Next

失った恋を歌う「雪よ舞い散れ其方に向けて」

この曲は、和楽器バンドの楽曲です。 このバンドを知ったキッカケは有名な曲「千本桜」で、歌声や演奏はもちろん、太鼓や琴、尺八など和楽器の音色や、伸びのある歌声に惹かれました。 ライブ映像やPVを見ると、絢爛豪華な舞いや、艶のあるパフォーマンスも実に素敵。 気になって色々な曲を聴きましたが、その中でも特に気になった曲の一つが、これでした。 テンポの良い曲と、華や... Next

春の別れを描く「HARUKAZE」

「HARUKAZE」は、SCANDALの楽曲です。 何がキッカケで知ったのかは忘れましたが、いつの間にか耳に残っており、好きになりました。 女の子4人の、アップテンポで、前向きなメッセージの込められた曲です。 歌の中に描かれているのは、別れの季節を乗り越えていこうとする、誰かの姿。 「舞い落ちる花びらヒラヒラ ココロの隙間すり抜けてく 素直になんなきゃ」 と... Next

レベッカ / REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜

日本のロックバンド「レベッカ」がこのアルバムを発表したのは1985年。 バブル景気で日本が豊かであった頃で、CDも生産開始から3年が経過して普及、ラジカセやウォークマンが一般に浸透、若者も自分の部屋や通学途中に自分の好きな音楽を楽しめるようになっていました。 若者向けの音楽といえば産業音楽やアイドル歌謡が主流であった状況が一変、CDの主要購買層の一角となった... Next

ほんとうの成熟をした女性としての歌声・「童神」島袋寛子

島袋寛子さん。彼女はかつて一世を風靡したアイドルグループSPEEDのメインボーカルです。あのグループが過去輝きの限りを尽くせたのは、あくまでも彼女の歌声の実力だったのだと言いきってよいでしょう。 それを静かに証明するかのように実力がいかんなく発揮されていったのはあくまでもSPEED解散後のこと。 解散間もなく発表された再出発の歌「As Time Go By」... Next