「HARUKAZE」は、SCANDALの楽曲です。
何がキッカケで知ったのかは忘れましたが、いつの間にか耳に残っており、好きになりました。
女の子4人の、アップテンポで、前向きなメッセージの込められた曲です。
歌の中に描かれているのは、別れの季節を乗り越えていこうとする、誰かの姿。
「舞い落ちる花びらヒラヒラ ココロの隙間すり抜けてく 素直になんなきゃ」
という、サビの部分が、特に好きです。
「誰も強くなんてないんだよ 僕だってそう」
この部分、4人の声が重なるハーモニーが、特に強く、何かを訴えているよう。
今まで君と一緒に歩いていた、並木道。でも、これからは一人で歩いていかなきゃ。
泣かなくても大丈夫だよ、また会えるから……。
そう、あえて笑顔で誰かに言っているような、そんな情景が浮かびます。
春は、分かれと出逢いの季節。友人との別れに直面した女の子の心の揺れと、それを乗り越えようとする、強い決意。
タイトルにあるように、春風に悲しみと不安を乗せて吹き飛ばし、また新たな出会いを風が運んでくる……。
大きな不安の中の、小さな希望と、未来への期待。なんとなく、学生時代を思い出すような、そんな曲だと思います。
「まるで正反対の二人」「ホントは少し真似し合ってた」
ここで別れる相手は、恐らく異性ではなく、同性の友人。
「ごめん もう先に行くよ」
「春風に夢と願いを乗せ歩き出す」
きっとこんな春はまた来る、でもその度に、ちゃんと乗り越えていける。
そんな初々しさと、強さを感じる楽曲です。