ノーノ/力と光の波のように

ルイージ・ノーノという、イタリアの現代音楽の作曲家の、代表的な作品です。
この曲は、1971~72年に作曲されて、コンサートでもたくさん演奏され、色々な指揮者やオーケストラによって、いくつもCD化されています。
そういうわけで、現代音楽の代表的な曲のひとつだとも思います。
ノーノは、第2次世界大戦後におきた前衛音楽のブームの中で、ブーレーズとシュトックハウゼンという作曲家と合わせて、「前衛三羽烏」と呼ばれた作曲家です。
その中でも、特に刺激的な音楽だと僕が強く感じたのが、このルイ―ジ・ノーノでした。この曲をきいた時に、それまで自分が持っていたクラシック音楽の印象がまったくかわってしまいました。
クラシック音楽は、どこかマニアックで、退屈で、なにより古い、かた苦しい、という印象がありました。
しかし、この音楽は、ジャズよりもロックよりも刺激的で、またとてもレベルが高くて高尚な事をやっているのではないか、と感じました。
オーケストラが、それまできいたこともないような和音を出して、それがゆらめいて、ピアノが拳を叩きつけるような演奏をします。そして、ラテンアメリカの現代詩が朗読され、そのうしろではテープが流れています。
オーケストラとテープを同時再生して音楽を作るなんて、いままで知らなかったもので、それだけでも驚きでした。
そして、その音は、今までにまったく聴いたことのない音で、その音を聴いて、これまで感じたことがなかったような感動的な体験をしました。
現代音楽の名作だと思います。