ミステリー系の映画を思わせる楽曲「名前のない怪物」

「名前のない怪物」は、EGOISTの楽曲です。

ネットサーフィンをしている時、偶然に知りました。

イントロから、不穏な音が響いて、一気に引き込まれます。

なんとなく、サスペンス映画を思わせるような、曲調と歌詞……。

イントロ部分を聴いて、海外の刑事ドラマとか、映画を連想するのは私だけでしょうか。

「黒い鉄格子の中で 私は生まれて来たんだ」

「悪意の代償 望むがままにお前に」

「さあ与えよう正義を」

歌詞からは、望まれない存在=人外の女の子の、独白のような印象を受けます。

童話に出てくる、建物の中に閉じ込められた化け物。

見た目は普通の人間でも、その実態は異形の怪物。

どんどん高まる曲のスピードと、不穏な歌詞の内容が、なんとなく不安を煽ります。

「ほら見て こんなに大きくなったの」

「私は望まれないモノ」

「名もなき怪物」

聴きながら浮かんでくるのは、フランケンシュタインのような、人工的に造られた生命の姿。

着々と成長する異形の存在が、そんな自分の姿を、冷静に見ている……そんなストーリーを思わせる歌詞と、不安を高めるような、スピードのあるメロディ。

「耳鳴り」など、不穏な単語もチラホラと。

「雨はまだ止まない 何も見えないの」

「あの日のセンリツ」

やがて成長した彼女は(女性ボーカルの声なので、主人公も女性かと)異質な自分を受け入れ、そのままで生きることを決意する。そんな、ほの暗い肯定を感じる曲です。ミステリーやホラーを思わせる、なんとも妖しい魅力の曲だと思います。

「この体を受け入れ 共にゆこう 名もなき怪物」