「Actual Size」 Mr. Big

技巧派バンドとして絶大な人気を誇っていた、Mr.Bigのアルバムです。

この頃はメンバーの仲が悪くなっていたりと、色々問題が多かった時期に作られた作品ですが、意外にも良い曲が多いです。

ちなみに、ベーシストでリーダーのビリー・シーンはこの作品発表後に解雇され、バンドは後に再結成を果たしますが、一時終焉を迎えます。

ギタリストはリッチー・コッツェンで、この作品では大活躍していると思います。

前作「Get Over It」ではブルース色を押し出しすぎて、失敗していましたが、この作品は実にカラフルでバラエティー豊かな仕上がりになっています。

まずは、シングルにもなった「Shine」で、この曲はリッチーが作曲を手がけています。

キャッチーでポップでMr.Bigとしては少し異色な曲ですが、ヴォーカリストのエリック・マーティンの爽やかな歌声も影響し、良い曲に仕上がっています。

「WAKE UP」もリッチー作曲で、この曲もキャッチーでアップテンポなご機嫌なナンバーに仕上がっています。

バラードの中では「Nothing Like It in the World」が素晴らしいです。

AORのような少しアダルトな雰囲気の曲で、一見地味な印象を受けますが、メロディーが素晴らしく、エリックの歌も最高で、リッチーのギターソロも良いです。

この後オリジナルギタリストのポール・ギルバートが復帰し、リッチー体制はなくなりますが、ビリーとリッチーが結成した「ワイナリードッグス」で再び二人の共演が実現し、素晴らしい作品を作っています。