置かれた状況とリンクするのは、必然でしょうか

3年ほど前に父が亡くなりました。そのころ、UVERworldのアルバムにガッツリはまっていたのですが、ドラマ(観てはいませんが)の主題歌になっていた「THE OVER」がやたらに胸に刺さりまくって、今聴いても、そのときの精神状態によっては、不覚にも涙してしまう次第です。父は内縁の方と暮らしていたのですが、間際は少し精神を病み、献身的に支えてくださっている彼女に対して猜疑心を抱くような言動をとるようになりました。それは日々、エスカレートしていくようで、ほぼ毎日のように私に電話をかけてきては「あいつを信用したらいかん。また変な病院に入れられる!!」とわめき散らす始末。彼女に手を上げていたこともあったように、後々聞きました。どんなに罵倒されても、彼女は最後まで父の面倒を看てくれました。それまで娘である私は、当然、父とその方に対して、いい感情を持ち合わせては来ませんでした。ですが、常に変わりなく父に接する彼女を観て、なんとなく心が動いたように思います。病院から父の棺をのせた車が出て行くのを一緒に見送った直後に、彼女は初めて泣き崩れました。「いってしまった…」とつぶやくのを聞きました。結局、父は彼女と籍を入れることができませんでした。本当は考えていたのだろうと思うのですが、錯乱状態から動けなくなるまで、あっというまでしたので。

その後もいろいろとありましたので、彼女とは、もう、お会いしておりませんが、この曲を聴くと思い出します。人生経験のある年齢の方ですし、色恋と結び付けてしまうような感情ではないのかもしれないですが、なぜかリンクさせてしまいます。あのときの彼女の気持ちを、私が同じような年齢になったときでも、理解はおろか汲むことさえできないような気がしています。感情移入しているようで客観視しているような感覚です。この楽曲自身も、いろいろ含めてあるような歌詞ではありますが、もはや私自身と切れない曲になってしましました。あと数十年後に、私はどんな思いでこの曲を聴くのか…今と、そんなに変わらないのかもしれませんが、興味があるというのが一番ぴったりくる表現かもしれません。その時々の状況、感情にオーバーラップする曲が数々ありますが、いつも思うことがあります。これは偶然なのでしょうか?必然なのでしょうか…ちなみに今は乃木坂46の「制服のマネキン」ヘビロテ中です。